洗い流すトリートメントは、シャンプー後に髪の水気を軽く切り、毛先を中心になじませてすすぎます。つける量・置く時間・すすぎ方は、手元の製品の使い方に合わせてください。 すぐにすすげるものも、時間を置くものもあるため、一律に「数分」や「すぐ流してよい」とは決められません。

髪がパサつくと、つける量を増やしたくなることがあります。まずは容器の目安量を確かめ、乾かしたときの毛先の手触りや根元の重さを見ながら調整していきましょう。

量・時間・すすぎ方を表示に合わせる

  • シャンプーをすすいだら、髪を強く絞らずに軽く水気を切る
  • 毛先を中心に、製品が指定する量をなじませる
  • すぐ流せるタイプか、時間を置くタイプかを確認してすすぐ

洗い流すトリートメントの使い方|量・置く時間・流す目安

つける量・置く時間・流し方の早見表

項目目安
つける前手のひらで軽く握るように、髪の水気を切る
つける量容器に書かれた目安量を基準に、髪の長さ・量に合わせる。製品が違えば適量も変わる
つける位置一般的な髪用は毛先から中間へ。頭皮用として案内された製品は、その表示に従う
置く時間製品が指定する時間。すぐすすげるという表示があるものは、なじませてからすすぐ
流し方表示のすすぎ方に従い、毛束の内側までお湯を通す。地肌や耳の後ろ、襟足についたものも流す

すすぎで迷いやすい点は、トリートメントはどのくらい流す?すすぎの時間とぬるつきの見分け方で詳しくご案内しています。

多く・長くが正解ではない

「たっぷりつけたほうが効きそう」「長く置いたほうがよさそう」と考えて、量や時間を増やしている方もいらっしゃいます。けれども、多くつければよい・長く置けばよいというわけではありません。

まずは適量を守り、置く時間は製品の目安に沿うことから始めてみてください。基本の使い方を下の図にまとめました。

基本の使い方 3ステップ|お風呂で使う洗い流すトリートメントをムラなくなじませる基本手順

製品を変えるより、使い方を見直す

新しい製品を選ぶ前に、今使っているものの量・置く時間・すすぎ方を確かめてみましょう。使い方がわかると、製品が合わないのか、つける量や場所を調整したいのかも考えやすくなります。

とくに40〜60代になると、年齢に伴う髪質の変化でうるおいが不足しやすくなり、ちょっとした使い方の差が手触りに表れやすくなります。

洗い流すトリートメントとは?洗い流さないタイプとの違い

洗い流すトリートメントの役割

洗い流すトリートメントは、主にシャンプーのあとに髪へなじませ、製品の使用方法に従って流すヘアケアアイテムです。シャンプーで汚れや余分な皮脂を落とした髪に、うるおいや保湿成分を届け、髪の内側から手触りを整えることを目的としています。

お風呂の中で使うことから「インバストリートメント」と呼ばれ、乾かす前や乾いた髪に使う「洗い流さないトリートメント(アウトバス)」とは役割が分かれています。

洗い流さないタイプ(アウトバス)との違い

項目洗い流す(インバス)洗い流さない(アウトバス)
使うときお風呂の中、シャンプーのあと乾かす前や乾いた髪
目的の例うるおいや手触りを整えるまとまりやツヤを整える。保護機能は製品ごとに確認する
使い方表示の時間・方法に従ってすすぐ表示の場面でつけ、すすがずに使う

髪の内側・表面への働きは製品の設計によって異なり、この2種類だけでは分けきれません。両方を毎日きっちり使う必要はなく、乾燥が強い時期はインバスをていねいに、日中の広がりが気になる日はアウトバスを足す、というように髪の状態に合わせて使い分けると無理なく続けられます。

使い分けの考え方は、トリートメントは洗い流す・洗い流さないの両方必要?でも整理しています。

シャンプー・コンディショナーとの違い

シャンプーは髪や頭皮を洗うもの、コンディショナー・リンスやトリートメントは、髪の手触りやまとまりを整えるものです。コンディショナーにも補修を目的とする製品があり、名前だけで働きを分けきることはできません。

併用の必要性や順番も製品によって異なります。両方を重ねる前に、今使っているものの案内を確かめてください。

種類主な役割
シャンプー洗う
コンディショナー・リンス表面をなめらかに整える
トリートメントうるおい・手触り・まとまりを整える。補修などの機能は製品による

使い方の手順|水気を切る・つける・置く・流す

難しい工程はありませんが、順番と量を意識すると仕上がりが変わってきます。

水気を切って、量とつける位置を決める

つける前に、髪の水気を軽く切ります。シャンプー後の髪は水を含んでいて、そのままつけると水で薄まってなじみにくくなります。

一般的な髪用トリートメントは、毛先から中間を中心になじませます。頭皮にも使えると案内された製品は、その使用方法を確認してください。

根元が重くなりやすい方は、つける場所と量を見直しましょう。

手のひらと指の間にも薄くのばし、傷みやすい毛先からなじませ、そのあと中間へと広げるとムラになりにくいです。目の粗いコームでとかすと、全体に均一に行き渡ります。

置く時間はどのくらい?すぐ流してもよい?

置く時間は、容器や使用説明で確かめます。すぐにすすげると書かれた製品は、よくなじませてからすすいでかまいません。時間を置く指定がある製品は、その時間を守ります。

長く置けばどの製品でも効果が増すとは限りません。忙しい日に待つ時間を取りにくいなら、初めからその使い方に合う製品を選ぶと続けやすくなります。

蒸しタオルや加温を、指定時間の代わりにする必要はありません。

流し方とすすぎ方、そのあとの扱い

「よくすすぐ」「軽くすすぐ」など、まず製品の表示を確認してください。髪を強くこすらず、毛束の内側にもお湯が通るように流します。

地肌や耳の後ろ、襟足についたものも残さないようにしましょう。

すすいだあとも、なめらかな感触が残る製品があります。ぬるつきだけで不足と決めたり、きしむまで流し続けたりせず、製品の案内に合わせてください。

表示がわからないときは、販売元や美容師に使い方を確認しましょう。

すすぎ終えたら、ゴシゴシ拭かず、タオルで包んでやさしく押さえるように水気をとります。濡れた髪は摩擦に弱いため、こうするとせっかく補ったうるおいを保ちながら、キューティクルの傷みも抑えやすくなります。

そのあとは自然乾燥のまま放置せず、早めにドライヤーで根元から乾かすと、髪や頭皮に負担がかかりにくく、翌朝のまとまりも整いやすくなります。

今夜から確かめたい4つのこと

  • 髪の水気を軽く切ってから、つけている
  • 頭皮を避けて、毛先から中間へなじませている
  • 置く時間は、製品に書かれた目安に沿っている
  • すすいだあと、タオルで押さえて早めに乾かしている

頻度はどのくらい?毎日使ってもよいか

頻度に決まった正解はない

毎日の使用を想定したものも、週に数回の使用を案内するものもあります。まず製品の使用頻度を確かめ、その範囲で髪の状態や仕上がりに合わせることが基本です。

髪の状態・季節別の調整の目安

髪の状態・時期調整の目安
乾燥やパサつきが気になる時期表示の頻度と量を守り、毛先までなじんでいるか確認する
白髪染めやカラーを続けている髪の状態に合う製品を、案内された頻度で使う。カラー後の使い方も確認する
髪が細くやわらかい、根元のボリュームを残したい根元を避け、量や仕上がりの重さを確かめる
季節によって乾燥を感じる表示の頻度を超えて増やす前に、今の使い方や仕上がりが合っているか見直す
乾かしたあとに重く感じる量とつける場所を確認し、軽い仕上がりのものも検討する
使用中・使用後にかゆみや赤みなどが出た使用を中止する。症状がある場合は皮膚科などに相談する

製品の案内を確かめながら、髪質や仕上がりに合う量と使い方を探していきましょう。

髪質・悩み別 使い方の目安|髪質や状態に合わせた量と頻度の調整の目安

変化は少しずつ積み重なる

40〜60代になると、髪の水分や油分が不足しやすくなり、毛先がパサついたり、まとまりにくく感じたりする方が増えてきます。

これは手入れ不足ではなく、髪と頭皮の自然な変化のひとつです。

仕上がりは、製品や髪の状態によって異なります。乾かしたあとの毛先の手触り、根元の重さ、翌朝の扱いやすさを確かめ、今の量や使い方が合っているかを見直してください。

手間のかかるやり方だと長続きしにくいので、自分の生活に合わせて、続けやすい範囲で取り入れていくとよいでしょう。色持ちが気になる方は、カラー用と書かれたものを選ぶと安心です。

効果を受け取りやすくするひと工夫と、美容室で相談したいこと

効果を受け取りやすくするひと工夫

  • 容器の表示:量・置く時間・すすぎ方・頻度を先に確かめておくと、入浴中に迷いにくくなります
  • 目の粗いコーム:とかしてから置くと、成分が全体に行き渡りやすく、すすいだあとの指どおりもなめらかに感じられます
  • 量とすすぎのバランス:つけすぎたままですすぎが足りないと、かえってべたついたり重く見えたりします

美容室で相談する

いろいろ試してもパサつきやごわつきが気になり続けるときは、美容室で相談してみるのもひとつの方法です。美容師は髪の状態を直接見ながら、髪質やダメージの具合、白髪染めやカラーの履歴をふまえて、今の髪に合う使い方や製品を提案できます。

三島市・沼津市・長泉町・清水町で美容室を探す場合も、商品をすすめられるだけでなく、髪や頭皮の状態を見ながら一緒に選んでくれるかどうかを目安にすると安心です。

今日から見直せるトリートメント習慣

この記事のまとめ

  • 軽く水気を切り、製品の適量を毛先から中間へなじませる
  • すぐ流せるものか、時間を置くものかを確認し、表示の方法ですすぐ
  • 量や置く時間を増やすより、今の髪に合った使い方を続ける
  • 使用頻度も製品の表示を確認し、仕上がりに合わせて調整する

高価なものや評判のよいものを選ぶことよりも、自分の髪に合っているかどうかと、適量を守って続けることが大切です。乾燥が気になるからと量や回数を増やす前に、使い方の表示と乾かしたあとの仕上がりを確かめてみてください。

自宅のケアだけでは物足りないと感じるときや、使い方に迷うときは、これまでの髪の悩みやカラー履歴を美容師に伝えながら、ご相談ください。