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カラートリートメントの色移りが気になる方へ|枕・タオル・浴室の防ぎ方

カラートリートメントの色移りが気になる方へ|枕・タオル・浴室の防ぎ方の内容を示すアイソメトリック図解

白髪用のカラートリートメントを使い始めてから、朝起きたら枕カバーに色がついていた。バスタオルが茶色く染まってしまった。浴室の床に流れた色が気になる——そんな声をお聞きすることがあります。手軽に続けられる便利なアイテムだからこそ、こうした色移りが気になって使うのをためらってしまう方も少なくありません。

じつは色移りは、カラートリートメントの仕組みから考えると自然に起きうる現象です。そして、塗るとき・すすぐとき・乾かすときのちょっとした工夫で、かなり抑えられるものでもあります。この記事では、なぜ色が移るのかという仕組みから、場面ごとの防ぎ方、ついてしまったときの考え方までを、美容師の視点で順に整理します。

色移りは、すすぎ切ることと乾かし切ることでほとんど抑えられます

先に結論からお伝えすると、日常的な色移りの多くは「髪に残った余分な染料」と「髪が濡れたままの時間」から生まれています。この2つを減らすことが、いちばん確実な対策になります。

具体的には、すすぎの湯に色がほとんど出なくなるまで流し切ること。そして、お風呂上がりに髪を根元から毛先まで乾かし切ってから休むことです。この2つを守るだけで、枕やタオルへの色移りは大きく変わってきます。逆に、すすぎを途中で切り上げたり、半乾きのまま寝てしまったりすると、髪の表面に残った染料が寝具や衣類に移りやすくなります。

もうひとつ大切なのが、塗る量を欲張らないことです。たっぷり塗れば濃く染まるように思えますが、髪がのせられる量には限りがあります。のりきらなかった分は結局すすぎで流れるか、髪の表面に残って移るだけになってしまいます。

色移りを防ぐ3つの手順|塗る量・すすぎ・乾かし方を整えると色移りは大きく減らせます

カラートリートメントの色が移るのは、髪の表面に色をのせているから

色移りの理由を理解しておくと、対策の意味がわかりやすくなります。カラートリートメントと美容室の白髪染めでは、色の入り方がそもそも違います。

美容室で使う一般的な白髪染めは、薬剤を髪の内部に届かせて、そこで色を発色させる仕組みです。色のもとになる成分が髪の中で結びついて大きくなるため、外に出にくく、シャンプーのたびに大量に流れ出すことはあまりありません。

一方、カラートリートメントは髪の表面から少し内側にかけて、色素を付着させていく方法です。トリートメントの油分や補修成分と一緒に色をのせていくため、頭皮への負担を抑えやすく、自宅で気軽に続けられるという良さがあります。ただし、髪の内部でしっかり固定されているわけではないので、水に濡れたり、摩擦がかかったりすると、表面の色素が動きやすくなります。

つまり、色移りは製品の欠点というより、この仕組みの裏返しです。頭皮にやさしく手軽に使える方法を選んでいるぶん、色が動きやすいという性質とセットになっている、と考えると納得しやすいのではないでしょうか。使い始めの数回はまだ色が安定しておらず、流れ出る量も多くなりがちです。

色移りが起きやすいのは、この4つの場面

日常の中で色移りが起きやすい場面は、だいたい決まっています。ご自身の生活と照らし合わせてみてください。

塗って置いている間。放置している時間に、髪から液がたれて首すじや浴室の床、洗面台につくことがあります。特に髪が長い方や、量を多めに塗った方に起こりやすい場面です。

すすいでいる間。流し始めは濃い色の湯が出るため、浴室の床や壁、シャワーカーテンに飛び散ることがあります。色が残りやすいのは、目地や表面がザラついた床材です。

タオルドライと乾かすまでの間。まだ髪の表面に湿り気があるうちにタオルで強くこすると、繊維に色が移ります。淡い色のタオルほど目立ちます。

寝ている間。これがいちばん多いご相談です。髪が完全に乾いていない状態で休むと、枕カバーとの接触面で色が移ります。夏場は汗も加わるため、しっかり乾かしていても薄くつくことがあります。

このほか、雨に濡れた日や汗をかいた日に、襟もとや帽子の内側に色がつくこともあります。いずれも「水分」と「摩擦」が重なる場面という共通点があります。

もうひとつ知っておいていただきたいのが、色が移りやすい部分には偏りがあるということです。白髪が多く集まっている部分は、色素を受け止める余地が大きいぶん、塗る量も多くなりがちです。逆に黒髪が残っている部分は色ののる量が限られるため、余った染料が表面に残りやすくなります。分け目や顔まわりだけ色移りが目立つと感じる方は、その部分に塗りすぎていないか一度確かめてみてください。

塗るときとすすぐときにできる工夫

ここからは具体的な対策です。まず塗る場面から見ていきます。

乾いた髪に塗るのが基本です。濡れた髪に塗ると水分で薄まり、色がのりにくくなるうえに液がたれやすくなります。乾いた髪であれば少ない量でもしっかり密着します。手袋を使い、生え際やえり足は肌につきすぎないよう、少し内側から塗り始めると余計な汚れを防げます。

量は少なめから始めて足すという順番にしてみてください。最初から大量に塗ると、のりきらない分がそのまま色移りの原因になります。白髪が気になる部分に先に置き、足りなければ後から重ねるほうが無駄がありません。

置いている間はタオルやラップでまとめると、たれるのを防げます。乾いたタオルを首まわりに巻いておくと、首すじへの付着も抑えられます。浴室で置く場合は、床に落ちた分をこまめに流しておくと後が楽になります。

すすぎでは、湯に色がほとんど出なくなるまで流すことを目安にしてください。「もういいかな」と思ってからもう少し続ける、というくらいがちょうどよいことが多いです。手のひらに湯をためて色を確認すると判断しやすくなります。すすぎ終わったら、その日のうちに浴室の床と壁を軽く流しておきましょう。乾いてから落とすより、ずっと簡単です。

すすぎのあとにシャンプーをするかどうかは製品によって考え方が異なります。使用方法に沿って判断してください。色持ちを優先する製品ではシャンプーを避ける指示になっていることもあります。

乾かし方と、寝る前のひと手間

寝ている間の色移りを防ぐいちばんの方法は、根元から毛先まで乾かし切ってから休むことです。これは色移り対策としてだけでなく、髪と頭皮のためにも大切な習慣です。濡れたままの髪は表面がめくれ上がった状態で、摩擦に弱くなっています。

タオルドライのときは、こすらずに押さえるようにして水分を取ってください。ゴシゴシとこすると、色が移るだけでなく髪の表面も傷みやすくなります。吸水性の高いタオルを使うと、乾かす時間そのものを短縮できます。

ドライヤーは根元から風を入れ、最後に毛先まで乾いているかを確認します。特に襟足や耳の後ろは乾き残しが起きやすい部分です。手ぐしを通して冷たく湿った感触が残っていないか、触って確かめてみてください。

そのうえで、気にせず使える枕カバーを1枚用意しておくと、心配がぐっと減ります。濃い色や柄物であれば、多少ついても目立ちません。夏場や汗をかきやすい方は、タオルを枕にかけて休むという方も多くいらっしゃいます。ナイトキャップを使う方法もありますが、蒸れが気になる場合は無理に続けなくてかまいません。

使い始めてから数回は色が動きやすい時期です。この期間だけでも寝具に気を配っておくと、安心して続けやすくなります。

使う頻度と重ね方を見直すと、移りにくくなることもあります

塗り方やすすぎ方を整えても色移りが続く場合は、使う頻度そのものを見直してみる価値があります。

カラートリートメントは髪の表面に色を重ねていく方法なので、短い間隔で続けるほど表面の色素は厚くなっていきます。ある程度まで色がのった髪に、さらに同じ量を塗り重ねても、のりきらない分が増えるだけということが起こります。この余った染料が、そのまま色移りにつながります。

一般的な使い方としては、使い始めの数回は間隔を詰めて色を入れ、思う濃さになったら間隔を空けて維持する、という組み立てが取り入れやすいと思います。週に何回という目安は製品によって設定が違いますので、まずは使用方法に沿って始めてください。そのうえで、色が十分に入っていると感じたら、少し間隔を空けてみる。それだけで、すすぎのときに流れ出る量が変わってくることがあります。

色の濃さも関係します。暗い色や濃い色を選ぶほど含まれる色素の量は多くなり、そのぶん移りやすい傾向があります。白髪の量や希望する明るさとのバランスにはなりますが、色移りが生活の負担になっているようであれば、少し明るめの色に変えるという選択肢も検討できます。どの色が合うかは髪の状態によって変わりますので、迷ったときは今使っている製品を美容師に見せながら相談していただくとご案内しやすくなります。

色がついてしまったときに考えたいこと

それでも色がついてしまうことはあります。そのときは、早めに対処するほど落としやすいという点を覚えておいてください。時間が経って乾いてしまうと、繊維や素材の奥に定着して落ちにくくなります。

浴室であれば、使用後すぐにシャワーで流すのがもっとも簡単です。乾いてから気づいた場合は、浴室用洗剤の使用方法を確認したうえで、目立たない場所で試してから使ってください。強くこすると床材や壁材を傷めることがありますので、力任せの対処は避けたほうが安心です。

衣類やタオルは、素材と染料の組み合わせによって結果が変わります。市販の漂白剤などを使う場合は、必ず洗濯表示を確認してください。色柄物に使えないタイプもありますし、素材によっては生地を傷めることがあります。大切な衣類の場合は、自己判断で強い薬剤を使う前に、クリーニング店に相談するという選択肢もあります。

そして、色移りが続くようであれば、使い方のどこかを見直すサインかもしれません。量が多すぎないか、すすぎが足りているか、乾かし切れているか。この3点を順に確認してみてください。多くの場合、どれかひとつを整えるだけで変わってきます。

場面別に気をつけたいこと|色移りは浴室・就寝前・外出時で対策のポイントが変わります

使い方を少し整えると、続けやすくなります

カラートリートメントの色移りは、髪の表面に色をのせるという仕組みから生まれる自然な現象です。だからこそ、量を欲張らない・すすぎ切る・乾かし切るという3つを整えるだけで、日常のわずらわしさはかなり軽くなります。色移りが気になるからといって、すぐに使うのをやめてしまう必要はありません。

もし工夫を重ねても負担が大きいと感じる場合は、自宅ケアとサロンでの白髪染めの組み立て方そのものを見直すという方法もあります。染める周期を少し調整する、根元だけをサロンで整えて間を自宅ケアでつなぐなど、生活に合わせた続け方はいくつも考えられます。三島市や近隣の地域で美容室を探す際にも、こうした自宅ケアの相談にのってくれるかどうかは、ひとつの目安になるはずです。

今使っているカラートリートメントの種類や頻度、気になっている点を美容師に伝えていただければ、髪の状態と合わせて無理のない続け方をご提案できます。色移りのことも含めて、気になる方はまずはLINEでお気軽にご相談ください。

大事なポイント

Q.カラートリートメントの色移りは、使い続けるうちに落ち着きますか?
A.落ち着いてくる方が多い傾向はあります。使い始めは髪に色がのりきっていないぶん、余分な染料が流れ出やすい状態です。何回か重ねて色が安定してくると、すすぎのときに流れ出る量も減ってきます。ただし製品の濃さや髪の状態によって差がありますので、使い続けても気になる場合は塗る量やすすぎ方を見直してみてください。
Q.枕カバーやタオルは、色移りしにくい素材や色がありますか?
A.素材そのもので完全に防げるわけではありませんが、濃い色や柄物のほうが目立ちにくくなります。また、表面がなめらかな素材のほうが繊維に入り込みにくい傾向があります。いちばん確実なのは髪をしっかり乾かしてから休むことで、そのうえで気にせず使える色のカバーを用意しておくと安心です。
Q.浴室の床や壁についた色は、放っておいても問題ありませんか?
A.時間が経つほど落ちにくくなりやすいので、使用後すぐにシャワーで流しておくことをおすすめします。特に目地やザラつきのある床材は色が残りやすい部分です。乾いてから気づいた場合は、浴室用洗剤の使用方法を確認したうえで様子を見ながら試してください。強くこすると素材を傷めることがあります。
Q.色移りが気になるので、使うのをやめたほうがよいでしょうか?
A.使い方の工夫で軽くなることが多いので、すぐにやめる必要はありません。塗る量・置く時間・すすぎ方のどこかにズレがあることも少なくありません。それでも生活の中で負担が大きいと感じる場合は、美容室での白髪染めの周期を見直すなど、別の組み立て方も相談できます。
Q.美容室で白髪染めをする予定があるとき、カラートリートメントはいつまで使えますか?
A.何日前までという決まりはありませんが、直前まで重ねていると染まり方に影響が出ることがあります。使っていること自体は問題ありませんので、いつ・どのくらいの頻度で使っているかを予約時や来店時に伝えてください。それに合わせて薬剤や塗り方を調整して提案できます。

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