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白髪染めとパーマは両立できる?ボリューム不足が気になる方へ

白髪染めとパーマは両立できる?ボリューム不足が気になる方への内容を示すアイソメトリック図解

40代、50代と年齢を重ねるうちに、トップがぺたんとしてきた、朝のセットで思うようにふんわりしない、以前と同じ髪型なのに雰囲気が重く見える——そんな変化をきっかけに「パーマでボリュームを出したい」と考える方が増えてきます。一方で、白髪染めは数週間ごとに続けている。この二つを重ねてもよいものか、髪や頭皮に負担がかかりすぎないかと、迷ってしまう方は少なくありません。

美容室でも「白髪染めをしているけれど、パーマもかけられますか」というご相談は本当によくいただきます。実際には、両方を続けながらきれいな状態を保っている方はたくさんいらっしゃいます。ただ、何も考えずに重ねるのと、間隔と順番を組み立てたうえで重ねるのとでは、仕上がりも数か月後の髪の状態も変わってきます。この記事では、白髪染めとパーマを両立するときの考え方を、美容師の視点で整理してお伝えします。

同じ日にまとめず、間隔をあけて分けると両立しやすい

先に要点をお伝えします。白髪染めとパーマは、どちらか一方をあきらめなければならないものではありません。多くの場合、二つを同じ日にまとめずに数日から1〜2週間の間隔をあけ、髪にかかる負担を時間で分散させることで、両立しやすくなります。

もう一つ大切なのが順番です。一般的には、パーマを先にかけてから白髪染めを行う流れが選ばれることが多くなります。パーマ剤は髪の内部に働きかける薬剤なので、先に染めた色味が動いてしまうことがあるためです。逆に、根元の白髪がどうしても気になるタイミングであれば、カラーを優先して、パーマは次の来店に回すという組み立て方もあります。

そしてもっとも土台になるのが、今の髪と頭皮に「どのくらいの余力があるか」を確認することです。同じ40代・50代でも、カラーの周期、これまでの施術履歴、髪の細さや乾燥の具合は一人ひとり違います。予定を先に決めてから髪を合わせるのではなく、髪の状態を見てから予定を組み立てる。この順番で考えると、無理のない両立がしやすくなります。

両立するための3ステップ|白髪染めとパーマを無理なく重ねるための手順を3段階で整理する

40〜60代で「パーマをかけたい」と思うようになる背景

年齢とともにボリュームが出にくくなる背景には、いくつかの変化が重なっています。一つは、髪一本一本が以前より細くなりやすくなること。細い髪は根元で立ち上がる力が弱く、同じ本数でもトップがつぶれて見えやすくなります。もう一つは、髪のうねりや曲がり方が変わってくること。まっすぐだった髪にゆるいうねりが出ると、まとまりにくさや広がりを感じやすくなります。

さらに、分け目の位置が長年変わらないことで、その部分だけ立ち上がりにくくなっているケースもよく見かけます。毎日同じところで分けていると、髪が同じ方向に倒れる癖がついてしまうためです。鏡を見て「地肌が目立つようになった」と感じる原因が、髪の量そのものではなく、この倒れ方にあることも珍しくありません。

こうした変化に対して「パーマでふんわりさせたい」という発想は、とても自然なものです。パーマは根元付近に動きをつけたり、毛先にカールを足して全体のシルエットをふくらませたりできるので、ボリューム不足の悩みと相性がよい方法のひとつだと言えます。ただし、白髪染めを並行して続けている場合は、髪にかかる負担の総量を意識しておく必要があります。ここを踏まえておくと、次の一手が選びやすくなります。

白髪染めとパーマが重なると、髪と頭皮では何が起きているのか

白髪染めとパーマは、どちらも髪の表面を覆うキューティクルをいったん開いて、内部に薬剤を届ける施術です。目的はまったく違いますが、「髪の内部にアプローチする」という点は共通しています。だからこそ、短い期間に続けて行うと、髪が乾燥を感じやすくなったり、手触りが変わったように感じられたりすることがあります。

白髪染めは、髪の内部に色素を定着させて白い髪を目立たなくする施術です。特に白髪をしっかり隠したい場合は、根元までていねいに薬剤を塗る必要があるため、頭皮に薬剤が触れる時間もそれなりに生まれます。一方パーマは、髪の中の結合を一度ゆるめて形を変え、もう一度固定するという工程を踏みます。髪の形状そのものを組み替えるので、髪の状態によってはかかり方に差が出やすい施術でもあります。

この二つが近い時期に重なると、髪の内部が続けて動くことになります。その結果、パーマ後にカラーの色味が動いて退色を早く感じたり、カラー直後のパーマでかかり方が思ったより出なかったりすることがあります。また、頭皮の側から見ても、性質の違う薬剤が短期間に続けて触れることになるため、しみやすい方はいつもより刺激を感じやすくなる場合があります。

もう一つ知っておきたいのが、髪の場所によって状態が違うということです。根元に近い部分は生えてきたばかりで比較的元気ですが、毛先は何年もカラーやドライヤーの熱を受け続けてきた部分です。同じ一本の髪でも、根元と毛先では薬剤への反応がまったく違います。パーマのかかり方が中間から毛先で不揃いに感じられたり、カラーの色が毛先だけ早く抜けたように見えたりするのは、この差が出ているケースが少なくありません。だからこそ、髪全体をひとまとめに「傷んでいる/傷んでいない」で判断せず、部分ごとの状態を見ながら進め方を決めていくことが大切になります。

大切なのは、これらを「絶対にしてはいけないこと」として避けるのではなく、間隔・順番・薬剤の選び方でやわらげられる部分がある、と知っておくことです。髪への負担がまったく生じないわけではありませんが、条件を一つずつ整えることで、感じ方は変えやすくなります。

間隔と順番をどう組み立てるか

もっとも取り入れやすい工夫は、二つの施術を同じ日にまとめず、時間をあけることです。目安として、パーマと白髪染めのあいだは数日から1〜2週間ほどあけると、髪が落ち着いた状態で次の施術を受けやすくなります。忙しくてなかなか来店できない方ほど一度にまとめたくなりますが、二回に分けたほうが結果的に仕上がりに満足できるケースは多いものです。

順番については、パーマを先、白髪染めを後にする流れが選ばれることが多くなります。パーマ剤の影響で色味が動くことがあるため、あとから色を入れたほうが仕上がりを合わせやすいからです。ただし、根元の白髪が伸びてきて我慢できないタイミングであれば、先にカラーを優先し、パーマは次回に回すという判断もあります。どちらが正しいというより、今いちばん気になっていることに合わせて決めていくものだと考えてください。

年間の流れで組み立てておくのもおすすめです。たとえば、次のような整理をしておくと相談がスムーズになります。

  • 白髪染めはおおよそ何週間ごとに来ているか

  • パーマをかけたい時期(イベント前・季節の変わり目など)はいつか

  • 直前に受けた施術は何で、いつだったか

  • 髪や頭皮で気になっていること(乾燥・しみやすさ・かかりにくさ)

こうした情報が揃っていると、美容師の側も「今回はどちらを優先し、次をいつにするか」を提案しやすくなります。逆に情報がないまま当日決めようとすると、その場の希望だけで判断することになり、髪の余力を見落としてしまうことがあります。

間にあける期間の過ごし方も、次の施術の仕上がりに関わってきます。あいだの一〜二週間は、髪のうるおいを補うことを意識しておくと、次の薬剤が入ったときのムラを感じにくくなることがあります。洗い流さないトリートメントを毛先中心に使う、熱いお湯での洗髪を控える、ドライヤーの熱を近づけすぎないといった、いつものケアを少しだけていねいにするだけで十分です。特別なものを新しくそろえる必要はありません。「次の施術に向けて髪を休ませる期間」と捉えておくと、二回に分けることの意味も感じやすくなるはずです。

パーマ以外でボリュームを出す選択肢も一緒に並べてみる

ボリュームが気になるとき、答えがパーマだけとは限りません。実際には、カットの設計を変えるだけで立ち上がりの見え方が大きく変わることもあります。トップに軽さを出す、レイヤーの入れ方を調整する、顔まわりの長さを見直すといった工夫は、薬剤を使わずにシルエットを整えられる方法です。パーマをかけるかどうかを決める前に、まずカットで試してみるという順番も十分にあります。

毎日の乾かし方も、想像以上に効いてきます。根元を起こすように乾かす、分け目をいつもと少しずらす、髪が完全に乾ききる直前に手を入れて形を決める。こうした小さな習慣だけでも、朝のつぶれ方は変わりやすくなります。頭皮環境を整えるサポートとして、乾燥やべたつきが気になるときにシャンプーやケアの内容を見直すことも、土台づくりとして役立ちます。

そのうえで、それでも物足りないと感じるならパーマを検討する。この順番で考えると、「とりあえずパーマ」で薬剤を重ねすぎることを避けやすくなります。逆に、朝のセットに時間をかけられない方や、乾かすだけである程度形になってほしい方にとっては、パーマが暮らしに合っていることもあります。どちらが優れているという話ではなく、髪の状態と生活の両方に合う選び方を探していくのが現実的です。

美容室で相談するときに伝えてほしいこと

白髪染めとパーマの両立を相談するときは、仕上がりの希望だけでなく、これまでの経過を伝えていただけると提案の精度が上がります。特に、直近のカラーがいつだったか、市販の白髪染めを使ったことがあるか、以前パーマがかかりにくかった経験があるかといった情報は、薬剤や進め方を決めるうえで大きな手がかりになります。

頭皮の状態も、遠慮なく伝えてください。白髪染めでしみた経験がある、かゆみが出やすい、季節によって乾燥するといったことは、見ただけでは分からない部分です。低ジアミン・ノンジアミンなど負担を抑えやすい薬剤の選択肢や、頭皮に薬剤をつけにくい塗り方も含めて、状態に合わせて提案していくことができます。三島市周辺で美容室を探している方も、メニュー名だけで選ぶより、こうしたカウンセリングにきちんと時間を使ってくれるかどうかを見ておくと安心です。

ボリューム不足への打ち手|パーマ以外も含めてボリュームの悩みへの選択肢を比べる

髪の体力に合わせて、無理のない組み立てを

白髪染めとパーマは、どちらかをあきらめなければならないものではありません。同じ日にまとめず間隔をあける、パーマを先にして白髪染めを後に回す、そして今の髪と頭皮にどのくらい余力があるかを見てから予定を決める。この三つを押さえるだけでも、両立はぐっとしやすくなります。

そして、ボリュームの悩みに対する答えはパーマだけではありません。カットの設計、毎日の乾かし方、ケアの見直しといった選択肢も並べたうえで、今の自分に合うものを選んでいけば十分です。年齢とともに髪が変わっていくのは自然なことなので、「昔と同じ方法」にこだわらず、そのときの髪の体力に合わせて組み立て直していきましょう。迷ったときは、これまでのカラー履歴と気になっている点を持って、美容師にご相談ください。

大事なポイント

Q.白髪染めとパーマは同じ日にまとめてもよいものでしょうか?
A.髪と頭皮の状態によります。二つの施術は性質の違う薬剤を使うため、同じ日に重ねると髪にかかる負担が一度に集中しやすくなります。時間や通う回数の都合で同日を希望される方も多いので、髪の状態を見たうえで、分けたほうがよいか同日でも進めやすいかを美容師と相談して決めるのが安心です。
Q.白髪染めとパーマは、どちらを先にするとよいですか?
A.一般的にはパーマを先にかけ、数日から1週間ほどあけてから白髪染めを行う流れが選ばれることが多いです。パーマの薬剤で色味が動くことがあるためですが、髪のダメージ具合や希望する仕上がりによって順番の考え方は変わります。ご自身のカラー周期と合わせて相談してみてください。
Q.パーマをかけると白髪染めの色落ちは早く感じますか?
A.パーマ剤は髪の内部に作用するため、入れた色味が動いて退色を早く感じる場合があります。ただし髪質やカラーの種類による差が大きく、必ずそうなるとは限りません。色持ちが気になる方は、パーマ後のカラーのタイミングや色味の設計をあらかじめ相談しておくとよいでしょう。
Q.頭皮がしみやすいのですが、パーマも受けられますか?
A.頭皮の状態によって判断が変わります。パーマ剤も白髪染めと同じく頭皮に触れる薬剤なので、しみやすい自覚がある方は、薬剤を頭皮につけにくい塗り方や、負担を抑えやすい薬剤の選択肢も含めて事前に伝えておくと安心です。当日に頭皮に傷やかゆみがある場合は、時期をずらす判断もあります。
Q.以前よりパーマがかかりにくくなった気がします。年齢と関係はありますか?
A.年齢を重ねると髪が細くなったり、繰り返しのカラーで髪の内部が変化したりして、かかり方の感じ方が変わることがあります。かかりにくいからと薬剤を強めるほど負担も大きくなりやすいので、髪の状態に合わせてロッドの太さやスタイルの作り方から見直すほうが、結果的にまとまりやすくなる場合があります。

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