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ヘッドスパの後はどう過ごす?心地よさを長く保つ当日からのケア

ヘッドスパの後はどう過ごす?心地よさを長く保つ当日からのケアの内容を示すアイソメトリック図解

施術中は本当に気持ちよかったのに、二、三日したらもとに戻ってしまった気がする——ヘッドスパを受けたあとで、そんなふうに感じたことはありませんか。せっかく時間をとって受けたのだから、あの軽さをもう少し長く持たせたい。40〜60代のお客様から、施術のあとによくうかがうお話です。

ヘッドスパは受けている最中だけのものではなく、そのあと数日をどう過ごすかで残り方が変わってきます。とはいえ、帰り際に少し説明を聞いたとしても、家に着く頃にはうろ覚えになっているものです。この記事では、ヘッドスパを受けた当日の夜から一週間ほどのあいだに、何をして、何を控えるとよいのかを、美容師の視点で順に整理してお伝えします。

当日は洗い直さず、しっかり乾かす。この二つで残り方が変わります

先に要点をお伝えします。ヘッドスパを受けた日に気をつけたいのは、家でもう一度洗い直さないことと、濡れた頭皮を残さず乾かすことの二つです。この二つを守るだけで、翌朝の頭の軽さはずいぶん変わってきます。

理由はどちらも同じところにあります。ヘッドスパのあとの頭皮は、毛穴に残っていた皮脂や汚れが落ちて、うるおいを受け入れやすい状態になっています。そこでもう一度洗ってしまうと、せっかく残したうるおいまで流れてしまいます。逆に、濡れたまま置いておけば頭皮は蒸れやすくなり、整えたばかりの状態が長続きしません。落としきったあとに残すものを残し、余分な水分だけを取る。当日にやることは、突きつめればそれだけです。

新しいアイテムを買い足す必要も、特別なことをする必要もありません。むしろ当日は、いつもより手を出さないほうがうまくいきます。翌日以降に続ける手入れのほうが大事になってきますので、そちらは後半でお伝えします。

ヘッドスパの後、頭皮に起きている3つの変化|汚れが落ち、めぐりがうながされ、頭皮がやわらかく動きやすくなっている

ヘッドスパのあと、頭皮はどんな状態になっているのか

過ごし方の話に入る前に、受けたあとの頭皮に何が起きているのかを知っておくと、判断がしやすくなります。

ひとつめは、毛穴まわりの汚れが落ちていることです。日々のシャンプーでは落としきれずに残っていた皮脂や、整髪料の残りがゆるんで流れた状態になっています。すっきりする一方で、頭皮を守っている皮脂も一時的に少なくなっていますので、当日は乾きやすい状態でもあります。ここで洗浄力の強いシャンプーをもう一度使うと、必要な分まで落ちてしまいます。

ふたつめは、血のめぐりがうながされていることです。頭皮を動かしたあとは、頭全体があたたまり、顔まわりまでゆるんだように感じる方が多くいらっしゃいます。この状態は休息に向かっているサインでもあり、施術中に眠くなるのもこのためです。なぜ眠くなるのかについては、眠りが浅い・疲れが取れない方へ|ヘッドスパとリラックスの関係で詳しく触れています。

みっつめは、頭皮がやわらかく動きやすくなっていることです。こわばりがゆるむと、指で押したときに皮膚が動く感覚が戻ってきます。ただしこれは、そのまま固定されるものではありません。日中の姿勢や睡眠のとり方によって、少しずつもとの状態に戻っていきます。だからこそ、受けた日の夜と、その後の数日の過ごし方が効いてきます。頭皮のかたさそのものが気になる方は、頭皮が硬いと感じる方へ|40〜60代のこりと自宅頭皮マッサージもあわせてご覧ください。

当日の夜、やってよいことと控えたいこと

ここからは具体的にお伝えします。まず、シャンプーは基本的に不要です。サロンで洗い流したうえでお返ししていますので、その日のうちに洗い直す必要はありません。例外は、帰り道にたくさん汗をかいたときと、スタイリング剤をつけて出かけたときです。その場合も、ぬるめのお湯で指の腹を使ってやさしく流すだけで十分です。

入浴は通常どおりで構いません。 ただし、長風呂と熱すぎるお湯は控えめにしてください。頭皮が乾きやすくなっている日に、熱で追い打ちをかけない、という考え方です。湯船につかるのは体をゆるめるうえでよいことですので、時間と温度だけ気にしていただければと思います。

お酒と激しい運動は、その日は控えめに。 禁止ということではありませんが、血のめぐりがうながされている状態では、いつもと同じ量でも回りやすく感じることがあります。運動も、汗をかいて頭皮がべたつけば結局洗い直すことになります。せっかく休息に向かっているのですから、その日はゆっくり過ごすほうが、翌朝の感じ方が変わってきます。

そして、濡れたまま寝ないこと。これが当日いちばん大切です。髪が濡れている時間が長いほど頭皮は蒸れ、枕との摩擦で髪も傷みやすくなります。タオルで水気をしっかり取ってから、ドライヤーは根元を先に、毛先は最後に軽く。手順は髪の乾かし方にまとめていますので、あわせてご覧ください。夜更かしをせず早めに休むことも、実はこの日にできるいちばん贅沢なケアです。

翌日から一週間、心地よさを保つ毎日の手入れ

翌日からは、いつもの生活に戻していただいて構いません。そのうえで、次の三つを意識すると残り方が変わります。

ひとつめは、洗い方を整えること。 せっかく毛穴まわりが整った状態ですから、次の汚れをためないことが大切です。シャンプー剤をつける前に、お湯だけで三十秒ほど流す。洗うときは爪を立てず、指の腹で頭皮を動かすように。すすぎは自分で思っているより長めにとり、生え際と耳の後ろ、襟足に残りやすいことを意識してみてください。基本の手順は正しいシャンプーの洗い方で整理しています。

ふたつめは、洗浄力を見直すこと。 ヘッドスパのあとに乾燥を感じやすい方は、今お使いのシャンプーが今の頭皮に対して強すぎることがあります。夏場にさっぱりしたタイプへ切り替えたままの方は、そこを戻すだけで変わることもあります。かゆみやフケが続いている場合は、頭皮の乾燥・かゆみ・フケが気になる方へもご参照ください。

みっつめは、短いセルフマッサージを足すこと。 サロンで受けた状態を毎日再現する必要はありません。指の腹で頭皮を動かす程度を一、二分、シャンプー前や乾かす前など、生活の流れに組み込める場所を決めておくと続きます。力を入れてもむ必要はなく、皮膚が動けば十分です。強くこすったり長時間もんだりすると、かえって頭皮の負担になることがありますので、そこだけ気をつけてください。

「もう戻ってきた」と感じたときに見直すところ

数日で戻った気がする、という声もよくいただきます。感じ方には個人差が大きく、何日もつという決まった目安はありません。そのうえで、戻りが早いと感じるときに見直せるところが三つあります。

ひとつめは、日中の姿勢です。パソコンやスマートフォンを見る時間が長いと、首から後頭部にかけてこわばりやすくなります。頭皮だけを整えても、そこに向かう流れが滞っていれば戻りは早くなります。一時間に一度、肩を回して首を伸ばすだけでも違ってきます。

ふたつめは、睡眠と食事のリズムです。休息がとれていない時期は、何を足しても整いにくいものです。ヘッドスパのあとに眠りが深く感じられたという方は、その感覚を手がかりに、寝る前の過ごし方を見直してみてください。

みっつめは、頻度と種類が合っているかです。今の頭皮の状態に対して間隔があきすぎていれば、次に来るときにはこわばりが戻っています。逆に、目的と違う種類を選んでいることもあります。間隔の考え方はヘッドスパはどのくらいの頻度がよい?に、種類の選び分けはヘッドスパの種類はどう違う?炭酸・クリーム・ドライの選び方にまとめています。

次に受けるときに伝えると、合わせやすくなること

次の予約のときに、前回のあとどうだったかを伝えていただけると、内容を状態に合わせやすくなります。特に役に立つのは三つです。

受けたあと何日くらいで気になり始めたか。 これが分かると、間隔の目安が立てやすくなります。日付まで正確でなくても、一週間ほどか、二週間ほどか、という感覚で十分です。

どこから戻ってきたと感じたか。 後頭部が重くなったのか、生え際がつっぱったのか、髪の根元がぺたんとしてきたのか。場所によって、次に手をかけるところが変わってきます。

当日の夜をどう過ごしたか。 洗い直したか、乾かしきれたか、遅くまで起きていたか。責める材料にするためではなく、次に何を変えると残りやすいかを一緒に探すための情報です。

白髪染めと同じ日に組み合わせたい場合は、順番と間隔の考え方が変わってきますので、白髪染めとヘッドスパは同じ日にできる?もあわせてご覧ください。頭皮に赤みやヒリつきがあるときは、その日の内容を調整することもできますので、迷う段階でお伝えいただいて構いません。

次の予約のときに伝えたい3つのこと|前回のあとの過ごし方が分かると、次の内容を頭皮の状態に合わせやすくなる

受けた日の夜から、次の予約までがヘッドスパの時間

ヘッドスパは、施術台の上で終わるものではありません。当日は洗い直さず、濡れた頭皮を残さず乾かす。翌日からは、洗い方と洗浄力を整え、短いマッサージを生活のどこかに置く。戻りが早いと感じるときは、姿勢と睡眠、そして頻度と種類が今の状態に合っているかを見直す。特別な道具を足さなくても、できることはこれだけあります。

一方で、頭皮に赤みやかゆみが続く、押すと痛みがあるといった場合は、手入れの範囲を超えていることもあります。そのときは自己判断で続けず、皮膚科などの医療機関に相談されるほうが確実です。美容室でお伝えできるのは髪と頭皮の見え方までですが、どちらに相談するか迷う段階の整理役としてはお使いいただけます。三島市や沼津市の周辺で通う先を探しておられる方も、施術の内容だけでなく、そのあとの過ごし方まで一緒に考えてくれるかどうかを目安にされるとよいと思います。気になることがあれば、まずはLINEでお気軽にご相談ください。

大事なポイント

Q.ヘッドスパを受けた日は、家でシャンプーをしないほうがよいですか?
A.基本的には洗い直さなくて大丈夫です。サロンで洗い流したうえでお返ししていますので、その日のうちにもう一度洗うと、せっかく残っているうるおいまで流れてしまうことがあります。ただし、帰り道にたくさん汗をかいた場合や、スタイリング剤をつけて出かけた場合は、ぬるめのお湯でやさしく流していただいて構いません。判断に迷うときは、頭皮がべたついているかどうかを目安にしてみてください。
Q.ヘッドスパのあとにお酒を飲んだり、運動をしたりしても問題ありませんか?
A.禁止ということはありませんが、その日は控えめにされる方が落ち着いて過ごせます。頭皮をゆるめたあとは体があたたまり、血のめぐりがうながされた状態になっていることが多いため、いつもと同じ量でも回りやすく感じたり、汗をかきやすく感じたりすることがあります。せっかく休息に向かっている状態なので、その日はゆっくり過ごしていただくほうが、翌朝の軽さを感じやすいと思います。
Q.ヘッドスパの心地よさは、どのくらい続くものですか?
A.感じ方には個人差が大きく、数日で戻ったように感じる方もいれば、二週間ほど軽さが続く方もいらっしゃいます。頭皮の状態や生活のリズム、日中の姿勢によっても変わりますので、何日もつという決まった目安はありません。前回はどのくらいで気になり始めたかを覚えておいていただくと、ご自分に合う間隔が見えてきます。
Q.白髪染めと同じ日にヘッドスパを受けたときは、あとの過ごし方が変わりますか?
A.色持ちのことが加わる分、当日の洗い直しはより控えていただくほうが安心です。お湯の温度も高くしすぎず、ぬるめで流すようにしてみてください。同じ日に受ける場合の順番や間隔の考え方については、白髪染めとヘッドスパを同じ日に受けるときのコラムでも整理しています。
Q.受けたあとに頭皮がかゆく感じることがあります。どう考えたらよいですか?
A.乾燥や、洗い上がりの一時的な感覚として出ることもありますが、赤みをともなう場合や、数日たっても引かない場合は、自己判断で続けずに一度ご相談ください。頭皮に湿疹や強い痛みがあるときは、美容室ではなく皮膚科などの医療機関に相談されるほうが確実です。次回の施術内容を調整することもできますので、どのタイミングで、どのあたりが気になったのかをお聞かせいただけると助かります。

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